関東大震災から100年、著しい被災から復興した隅田公園を舞台に、鎮魂の意を込めた踊りを捧げる「すみゆめ踊行列」。多彩な歌い手と演奏家による生演奏盆踊りで、ふらりと踊りの輪に加わったり、哀悼の舞を見つめたり、この地に蓄積されてきた出来事に心を添わせつつ過ごせる場を設けます。隣接する牛嶋神社では、北斎が疫病退散を祈念して絵馬を奉納したことに因み、隅田川の水で描くあぶり出し絵《天宇受売命再生乃図》を展示。魂を揺さぶる踊りで天照大神を誘い出したアメノウズメノミコトが芸能と鎮魂の神であることから、災厄からの再生を願うものです。人々がさまざまな表現に託した祈りと希望、共に感じ、伝えていく一日となります。
本番に向けて、踊りの練習会を行います。
10月9日(月・祝)、21日(土)17:30〜21:00
すみだリバーサイドホール(墨田区役所2階)
プロデュース岸野雄一(スタディスト)
出演こでらんに~ with アズマリ(from Ethiopia)、ジンタらムータ with 久下惠生、モノガタリ宇宙の会、モノラルミニプラグ、パピポンズ with プリンス王子(ミックスナッツハウス)、ネオン音頭チーム(珍盤亭娯楽師匠+サイバーおかん)、明暮れ小唄、江戸消防記念会 第六区六番組、小梅一丁目町会 寿獅子、佃島盆踊保存会、お囃子演奏グループ 踊月夜
歌い手井手健介、片岡シン、さとうじゅんこ、外山惠理、フレディ塚本、町あかり(太鼓:江橋恒規)、向島栄翠、みのミュージック、butaji、mmm
踊り墨田区民踊連盟、にゃんとこ、茄子乃介踊りチーム、社中の方々、櫓に集う全ての人々
MC山口屋左七
― タイムテーブル ―
2023年10月28日(土)
14:00~江州音頭+モーラムモノガタリ宇宙の会+モノラルミニプラグ+にゃんとこ
14:45~寺島茄子之介音頭、江州音頭 佐左衛門音頭入り、お江戸日本橋(すみだver.)パピポンズ with プリンス王子(ミックスナッツハウス)+明暮れ小唄
15:15~獅子舞小梅一丁目町会 寿獅子
15:30~郡上おどり/白鳥(しろとり)おどりお囃子演奏グループ 踊月夜
16:10~ダンシング・ヒーロー盆踊り町あかり(Bon Bon Bon)
16:20~生演奏盆踊り★ジンタらムータ* with 久下惠生
17:10~民謡+エチオピアこでらんに〜 withアズマリ(from Ethiopia)
17:50~生演奏盆踊りジンタらムータ with 久下惠生
18:35~メガ盆・ネオン音頭ネオン音頭チーム(珍盤亭娯楽師匠+サイバーおかん)
19:10~佃島の盆踊(東京都指定無形民俗文化財)佃島盆踊保存会
19:45~纏振り 木遣り江戸消防記念会 第六区六番組
20:00 終演
★生演奏盆踊り:東京音頭、相馬盆歌、北海盆唄、オバQ音頭、八木節、生きなっせ、炭坑節、ドンパン節、おてもやん
*ジンタらムータ:こぐれみわぞう、大熊ワタル、服部夏樹、橋本剛秀、関島種彦、木村仁哉、関根真理
「すみゆめ踊⾏列」(2022)撮影:⾦⼦愛帆
岸野雄一
東京藝術大学大学院映像研究科、美学校等で教鞭をとる。「ヒゲの未亡人」「ワッツタワーズ」などの音楽ユニットをはじめとした多岐に渡る活動を包括する名称としてスタディスト(勉強家)を名乗る。銭湯やコンビニ、盆踊り会場でDJイベントを行うなど常に革新的な場を創出している。2015年、『正しい数の数え方』で第19回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門の大賞を受賞。2017年、さっぽろ雪まつり×札幌国際芸術祭2017「トット商店街」に芸術監督として参加。
神楽殿であぶり出し実演と即興演奏を行います。
10月22日(日)14:00~/15:00~
※神楽殿内での観覧は定員(各回10名)に達したため申込を締切ました。
演奏四倉由公彦(音楽、サウンドアート、郷土芸能愛好家)
音楽、サウンドアート、郷土芸能愛好家。宮城県石巻市生まれ。2018年よりソロ活動を開始。2011年の東日本大震災で被災した石巻市にある郷土芸能団体への支援、参加をきっかけにフォークロア、土地と地域の人が育む表現、土地の音、響きをテーマにフィールドレコーディング、アンビエント、即興演奏を探求。演奏、作曲、映像制作、身体表現・舞踏の楽師など多岐にわたり活動。
https://linktr.ee/coupieyukki
水川千春
美術作家。1981年大阪生まれ。2006年~2014年まで移動生活。廃墟やアートプロジェクトなど、多数の滞在レジデンスに参加。国内外で展示多数。主な代表作として、自身の残り湯、温泉、雨、川、海などの水をつかったあぶりだし絵の作品。その他、残り湯でつくられる生のジュエリーシリーズなど。ライブであぶりだすパフォーマンスや、音楽や舞台とのコラボも行う。